今日は弁護士と打ち合わせをした。
先週、官僚の友人と話をした。
先々週、会社の顧問弁護士と大手法律事務所に行った。
つくづく思う。
結局は弁護士が全てだ。
私の身に起きたことは、弁護士如何でコトのゆくえが決まってたし今後も決まると言って良いだろう。
会社での契約書のチェックから売掛金を踏み倒してきた先の内容証明の発送、解雇した従業員からの訴訟、税務調査、国税の査察、特捜部の逮捕起訴、公判。
会社の社長又は個人として海千山千の問題と直面して、会社の顧問弁護士含め何人もの弁護士との付き合いがあったが、やはりそれぞれの弁護士は全然違った。
どう、違うのか。何が違うのか。
あり得ない仕事振りを発揮する弁護士もいたし、心を逆撫でする発言を連発する弁護士もいたし、預かり金勘定に不安を抱かせる弁護士すらいた。
一方でさすが弁護士これぞ弁護士と唸る弁護士もいた。
良い弁護士を持つことは起業人にとって何よりも大切だと痛感する。
依頼人である自分の最大の利益を考えてその為に全力を尽くす弁護士を、常に血眼で探すべきじゃないか。
依頼人がアホなことを言えば、例えど突いてでも弁護士は依頼人を本当の利益に向かって歩ませるべきだ。
現実に私は物事を知らぬまま道を誤り、顧問士業含め誰一人とそれを制する人はいなかった。
私が道を誤っていたことすら気付かない又は保身で気付かぬフリだったのかも知れないが。
司法試験に合格すれば誰でも弁護士になることができる。
要は勉強さえできたら弁護士にはなれる。
世の中でも言われ続けていることだけど、勉強が出来る人が仕事が出来るとは限らないし人間的に素晴らしいとも限らない。
もともと弁の立つ人が多いので、完全に悪い意味で口八丁手八丁弁護士もいる。
そうすると、自分が窮地に陥って弁護士の本領発揮となる場面までは、その弁護士の本当の実力を見る機会は訪れない。
だから、その弁護士が自分にとって最善かどうかわかる時というのは、自分の一世一代の大ピンチの時だ。
私は、今まさにその立ち位置にいる。
だからわかるんだ。
弁護士は、誰一人同じ人はいない。
全然違う。
記録として私のこれまでの経験から依頼側から弁護士を知る基準を記します。
①基本的に大手法律事務所の在籍3年を超えた弁護士は、一定の弁護士としての力を担保されている
但し報酬はえらく高い。複数の弁護士パラリーガルがチームで動くのでその人数分が請求に乗ってくる。
しかしいつも必ず高いとは限らないというのが私の印象。
チームで動くので仕事が早い。基本仕事早い人の集団である。
若手は所内競争のためガツガツしている。
とんでもない非常識な弁護士は見受けられない印象。
②紹介者の力次第で弁護士の実力も違う
紹介者がその弁護士とどのような付き合いがあるのか。一番良いのは元依頼主。さらに良いのが自分と同じケースで依頼。
今更思い出してびっくりしたが、うちの会社の顧問弁護士は知人の異業種界(ワイン会?)での顔馴染み程度だった。
③コミュニケーションが遅いのは理由如何でも論外だ
ありがちで先日私も言われたのですが、
「多忙によりメールの返信が遅れました。」
ハッキリ言えますが、多忙で返事早い人は山のようにいます。
いつも私が社員に言ってたことなんだけど…
暇な人は返事が遅いです。忙しい人は返事は早いです。
間違いない。
④言葉ではなく行動や結果を見よ
これも、普通の対人関係そのままで。
こう振り返ると、弁護士という名札を見るとどうしても我々ピープルは名札が光り輝いて3割増しくらいに見てしまうというのがよく分かります。
最近の私は勘も働くようになったので、弁護士の言動でお?何か変?と思ったら必ず裏を取りにいくようになりました。弁護士の裏を取らにゃいかんとはどういうことだい。
⑤良い弁護士は高い
もう、マジで究極そうです。
高くて酷いのはたまに聞きますが、安くて良い弁護士ってのは絶対にいません。きっぱり。
⑥ブティック系弁護士は専門を見よ
中小零細法律事務所の弁護士は、その弁護士に何の専門があるかが最大の重要事項です。
税務専門の弁護士
→特定の税理士業務できたりするよ
知的財産専門の弁護士
→元エンジニアとかIT企業の法務卒とか
アメリカの弁護士資格持ってる弁護士
→海外にアレルギーない
→当然英語できる
自分のニーズ外の弁護士や専門の無い弁護士に当たってもうホント悲惨なケースがあちこちに。
英語がわからなすぎて、Top Urgent(大至急)と書かれたメールを10日放置してた弁護士いたなー
Google 翻訳へのコピペすら拒否してたのでしょうか。
それだって最終責任は結局依頼人になるんだから。
これを読んだら間違っても弁護士検索サイトとかで弁護士決めたりしないでくださいね。
弁護士で一生が決まる私が言うんだから、
間違いない。