創業当時、何をしたら良いかわからない私は、片っ端から思いつく限りあれこれ行動をしました。
が、明らかにムダだったこともあります。
マジで意味のないものでした。
いろいろ失ったなー
大きく後悔すると共に、どうか私の二の舞いにならぬようここで共有したいと思います。
1.交流会
経営者交流会とか異業種交流会とか、何かよくわからないパーティーとか。
人脈が広がるかなとせっせと参加していた時期がありましたが、金の無駄時間の無駄でした。
完全プライベートの恋人とかの関係でなくオフィシャル感のある人間関係というものは、相手と自分のきちんとしたギブアンドテイクで成り立ちます。
もうね、こういう場所はギブを求める人だらけですよ。
そういう人は、今はパッとしないけど花が咲きそうな有望選手を見つけてギブミーとひっついてきます。
使えない人間関係だけが増えていきます。
私がいま良いリレーションシップを図れている方々の中でこういったところで知り合った人は一人もいません。
信頼できる知人からの紹介とか仕事で知り合ったとかですね。
2.経営セミナーとか講演会とか
セミナー代が有料無料に関わらず、参考にならなかったです。
逆に参加者リストから営業かけられたりしました。
お恥ずかしい話、私は高校生の時からつまらない話を起きて聞くのが無理でした。いつも気付けば寝てました。
大江健三郎先生がノーベル賞後高校に講演に来てくれたのですが、文学の力と話術は別だという典型でして、私はかなり前列の正面で寝ていました。
途中で見回りの先生に小声で凄く怒られたのは懐かしい思い出です。
3.立派なHPや名刺を作ること
これも意味無かったです。
創業時はもうそれだけでフレッシュで覚えてもらえますから最初から立派にする必要ありません。
金が入り出したらバージョンアップすれば良いです。
4.過去お世話になった方や過去の同僚に挨拶に行くこと
あの時は一ミリも思いませんでしたが、ムダでした。いや、むしろやるべきでは無かった。
凄いね〜と言いながら嫉妬してたんだな、と今おもいます。
そして私が金が回り出した暁には、かつて恩を受けただろうとおこぼれを要求してくる人もいました。
創業時って、ピカピカの自分の社長の名刺を渡したくなるんですよね。
みんなそうだと思います。だから、私は笑顔で挨拶しながら名刺を配ってました。
でも、振り返ってみると過去の人間関係から得られるものは無かったです。
今の人間関係やこれからの人間関係で仕事を作っていく方が長きに渡り何倍も身になりますし、私も実際そうでした。
5.他人資本で華々しく起業した人から話を聞くこと
私は、300万円の自己資本で起業しました。VCから3,000万円出資して貰って起業した人やオジサンに出資して貰って起業した人の話を聞いても全く役に立たないものばかりでした。
寧ろ有り余る資金を持つ人の話は、資金力での劣等感と自分が惨めな気持ちにさえなりました。
オーナーで起業したのでオーナーに話を聞くべきでした。
6.金出そうか?的なおじさんに振り回されること
もう、これは起業女子あるあるです。
純粋に私の能力を見て評価してくれてる!
私を応援してくれてる!
は、あなたの思い上がりです。そんな訳ないのは多分JKでもわかります。
起業したての頃、なぜかそういうおじさんに良く出会います。
起業女子はアラサーでもアラフォーでも界隈では充分若いのでチヤホヤされます。世間では風当たりが厳しくなる年齢ですが、世界が変われば扱いはまるで少女のよう。
勘違いします。
その勘違いが取り返しのつかないところになるのが、借金でそういったおじさんと(人間)関係を持つことです。
出資も無期限の借金です。
おじさんは人を選ばないと、金で人を破滅させて喜ぶ人だったりしますから。
→あくまで私の知見ですが金融に多くない?
ヘッジファンドとか。外銀とか。
私はスレスレでの危機回避を繰り返し何とか難を逃れてきましたが、捕まった女子たちの末路は総じて悲惨でした。
やっておいた方が良いよ、ということは会社員時代の同僚で地味に起業した年下の先輩経営者たちが年上の後輩経営者となる私に熱心に教えてくれていました。
地味な起業っていいなと思います。
小さな失敗をたくさんできるし、コケてもダメージ少ないからすぐ立ち上がれます。
成功って運要素がかなりある。
成功者は間違いなく運が良いですし、自ら自分は運がいいと真剣に言っています。
だから成功者の話通りやっても…
運が…人それぞれですし…
ただし失敗の方は何故に同じ轍を踏む?とばかりにみんな同じ方向に行き、続々と失敗をする。
成功論より失敗論に学ぶ。
他人の失敗を参考にするのは最善の策だと思います。