女性より様々な相談を受けますが、本人が原因をはっきりと認識できていない場合があります。
恋愛問題から家族、仕事、それ以外にもただただ辛い、シンドイというものまで。
概要を聞いた私は、いまいちピンとこない。
真実は違うものだという感覚に満ち溢れる。
そういう時に時間軸での人間関係にフォーカスして詳しく聞いていくと、ある女の存在が浮かぶ上がることがあります。
毒女です。
私の解釈では、
毒女は幸せではありません。かといって際立って不幸でもない。
でも、何だか腹が立っている。
恵まれなかった生い立ち、つまらない日常、うだつの上がらない身の上、見劣りする恋人や伴侶、入る分だけ出てしまう程度の収入、顔面コンプレックス…などなど
それを心の中の「こんなワタシをいたぶるもの」というステッカーを貼った貯蔵スペースに、社会への不満としてふつふつと蓄積させています。
どれも別に社会の問題ではなく、当人の問題です。
もちろん当人の責任ではないものもありますが、生きる誰もが何かしらの苦しみ悲しみ悩みを抱えて生きている訳でして、過去は過去だし今はいまと自分の中で折り合いをつけて何とか前向きに考えて生きているのですが・・・
が、毒女は折り合いをつけられない。
折り合いをつけられないから、誰かを攻撃することで自分の価値を感じたい。誰かを踏み付けることで自分が女として優位であることを感じたい(少なくとも目の前の踏み付けた女よりは)。
攻撃した相手踏み付けた相手が徐々に落ちぶれていくのを半笑いしながら、スカッと爽快な気分に興じているのです。
でもね、ここで重要なのですが、毒女は一見優しいのです。
優しさというハチマキを巻きながら、やっていること言っていることのポイントは酷いのです。
注)かつて、誠意大将軍ってハチマキを巻いて誠意をアピールした芸能人いましたねぇ
結局あの方も誠意は無かった訳ですが。
だからイジメられた人は、よもや自分の傷ついた心の原因が毒女だとはわからないのです。
①あの人は親身になってくれた、だけどあの人のアドバイス通りにしたらもっと辛くなってしまった
②私を褒めてくれた筈だけど、何だかモヤモヤする
③あの人とおしゃべりすると楽しいけれど、後で悲しい気分になる
こういうことを感じたことはありませんか?
①②③の「だけど」以下を見てみてください。
実際はあなたが辛く悲しく傷ついたのです。
そして、それはそうなることを意図してされたのです。
毒女はやたら親身です。
そうやって距離を詰めつつ、ターゲットを探しています。
ターゲット候補が心を開いてきた時、落ち込んだ時がチャンス!
もう前のめりになって優しい言葉、身振り手振りで相手を陥れていきます。
私の経験では、失恋で本当に辛い時に一番親身に聞いてくれていたが失恋を癒すには複数の男と遊べとアドバイスしてきた人は毒女でした。
遊ぶって、遊園地行くとか映画行くとかではないですよ。
私の性格を知っててそういうこと言う?
そんなことしたら私はさらに精神的に参っていたでしょう。
あとは、まだひとり社長で事業の先行きが見えず悩んでいた時に一人前の女社長はみんな男の扱いを知っている、あなたはそれが足りないので一度男に囲われてみては?と言ってきた毒女もいました。
本当に本当に真剣に言ってくるんです。
涙目で、人生の経験よと言いながら。
みんな通る道よと言いながら。
これも考えた末に、男の扱いを知らない女が社長で大成しないならそれで良い。私は廃業すれば良いと割り切って必死に頑張ったら、何とかなりましたけど・・・
あとは必死に働いて売上を伸ばし続ける私にやたらと休め休めと言ってくる毒女社長もいました。
現実問題として、休んでも余裕な社長はいませんでしたし、休んだ間に仕事が駄目になった社長は沢山いました。
みんな一見優しい人ばかりでした。
あの時は、毒女だったとは分からなかった。
毒女がもっとも獲物として狙うのが、真面目でウブな優しい人。
羽目を外させて没落させていくパターンです。
真面目で優しい女子は、常に毒女に狙われている。
本当に気をつけてください。
年齢関係ありません。
おぼこなおばさんが年下毒女に狙われて、痛々しい鬼ババアにされるなんて想定の範囲内です。
真面目で優しい女子よ。
少しでも毒女の雰囲気を感じる人がいたら、笑顔でサラッと距離を置きましょう。
遠巻きで仲良くしましょう。
決して全力で逃げたりしてはなりません。
毒女は、悲劇のヒロインを演じながら逃げるあなたを優しい言葉で罵ってくるでしょう。
その時、あなたは自衛をしただけなのに自分は悪いことをしたと自分を責めることになるのです。