公判を来週に控え、準備に時間を要したために更新が遅れてしまいました。
カルロス ゴーン氏の逮捕には、(とても同じ土俵にあがれる人間ではありませんが)私も同じ年に経済事件で特捜部に逮捕をされた身として思うことがあります。
改めて記したいと思います。
さて、成功する為の条件の最終章となる訳ですが、前章でとにかくやり続けることが正解だとお伝えしました。
やり続ける為には、同時にそれを阻むものを自らの手で振り払い続けなければなりません。
自身の経験と周囲を見てわかるのですが、実は女性の起業における最大の阻害事由が身内だったりするので非常に悲しいところであったりします。
身内は血縁者で無くとも身近な存在として恋人だったりもしますね。
私は、当時の恋人に明確に起業を反対されることはなかったものの心身ともに私を疲弊させる存在となり、消滅の道を辿りました。
例えば、私が週末に仕事を入れることを快く受け入れてもらえなかったり、しつこく業績を知りたがりそれについてこれ見よがしにアドバイスをしてきたり。
売り上げがなかなか上がらない苦しい状態に叱責をしてきたりということも繰り返し受けていました。
自分と仕事のどちらが大事なのかと問い詰められたこともありました。
会社の信用という看板が持てない起業1〜2年の私に物乞い商売はやめろと見下して言ってきたこともありました。
私は私であることを受け入れてもらいたかった。
でもそれは叶わないのだと気付き、9年付き合って将来を約束もした素敵な人でしたが、私は先ほどのどちらを選ぶのかという問いに対して仕事という答えを出したのです。
立場が変わり関係は変わってしまったのだと覚悟をしました。
ご相談を受ける中に夫から反対されている、親が反対をしているという話を聞きますが、私の答えとしては応援団にするか切るかの二択だと伝えています。
少し前のブログに、ビジネスは戦いであると書いたのですが覚えていますか?
イメージしてください。
戦場であなたの足を止める人、引っ張る人がいたらどうなるでしょうか。
あなた、死にますよ。。。
逆をイメージしてください。
激しい戦場で、部下から自分の足を引っ張る人がいると相談された上司のあなたはどう答えますか。
頑張って説得してみようよ〜それも仕事さ!なんて悠長なことは言えないですよね。
成功した経営者は孤独であるとよく言われているのは、成功に至る過程で切り捨ててきた人間関係が多いからなんだろうと思っています。
でもこれは経営者に限らず、芸能人であったりスポーツ選手であったり名を上げ結果を残す人には、大小の切り捨てた人間関係という断面が傷痕として残っているのではないか。
私はそう思えてなりません。
もちろん、その覚悟を持って、「結果」全てが上手くいったら最上の幸せです。
でも、その「結果」さえも今この時なのか命尽きる時なのか「結果」と呼ぶ時すらもわからないのですから、成功するまで諦めず動き続けるためのエネルギーとして「やり続ける私に力を与えてくれるもの」だけを携えておくことは、とても大切で重要だと思っています。
私の両親は長く付き合った恋人と起業が原因で別れたと知り、私の覚悟を推し量り、普通の女の子として会社に勤めて結婚して欲しいという要望からどんな娘でもそっと応援するというポジションに移行していきました。
ハハハ。