短めだが、いま伝えたい話だ。
人生は、あなたが期待するほど楽じゃあない。
人生は苦しいものだ。もがいて這いつくばって進むものだ。
生きることは修行みたいなものだとも思う。
みんな人生を舐めてないか?
人生はそんな簡単なものじゃない。
人生はカッと血を吐くこともある。
人生をエンジョイ!なんていう言葉を鵜呑みにするな。
エンジョイしてるっぽいあの人たちは、そういう振りをしているだけだ。実はもの凄く必死だ。
もしかしたら必死過ぎて感覚が麻痺しているのかも知れないし、エンジョイの意味を勘違いしている可能性もある。
楽して生きられるような時代は終わった。
言われるがままに素直に生きれば安泰な世界はもうないんだ。
どうして誰も言わない?
偉い人たちは、なぜ何かに目を伏せ何かに蓋をして、希望溢れる未来!とか笑顔で過ごせる毎日!とかを叫んでいる?
叫ばないといけないものじゃないだろう?
誰もが自分で心から実感するから真実なんだとしたら、誰も素のままでそれを実感できない今は、真実は目の前に存在なんかしていなくて、死にものぐるいでそれを追い求めないと感じられないものになっているんじゃないのか?
若い人に、どうか誤解させないで欲しい。
未来は明るくない。幸せなんてない。
そんな贅沢な未来は待っていない。誰から与えられるものではないんだ。
それを得たいなら、それを感じたいなら、どんな困難にも自ら立ち向かいながらそれを求めて行かなければならない。
楽しい未来とか希望溢れる毎日とかを国が言うんだから、どうしても困ったらこの国を頼れ。
この国の官僚はテレビや雑誌で言うようなみんなが思うほど馬鹿じゃない。むしろ世界中でトップの人たちだ。
必死に生きる人は必ず手を差し伸べて貰えるような仕組みを作っている。
但しそれに甘んじてはならないし、変なプライドを持って卑屈になっても最大の恩恵を受けることはできなくなる。
兎に角、人生というものは誰のものではない。あなただけのものだ。
あなたのものだから、自分で責任を持ち、苦しみもその合間にある楽しみもあなたが存分に味わうのだ。